安田の長文ツイート

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またまた就職活動ばなし

沖縄で今年度最後の合同企業説明会が開かれた。時は12月でほとんどの企業の募集が締め切られており、本当のラストチャンスとなった。俺はもちろんIT企業に就職するため、ITの企業の話を聞いていた。早速3社の話を聞いてみるとすでに募集はほぼ終了しており、あと1名しか採用しないらしい。しかも、面接を受ける予定の人がいるらしい。なんで合同企業説明会に出展しようと思ったんや

 

その中でも1社だけ気になる企業があったので応募することにした。その企業の説明を聞いた後、社長に「あとで電話してもいいですか?」と聞かれたので、いつも通り「”あっ”はい。」と返事した。明日くらいに電話が来るだろうなと予想していたら、なんとその日の夕方に電話が掛かってきた。「企業訪問をしないか?」ということだった。企業訪問までして落とされるのはめんどくさすぎるので嫌だったが、参加しないと良い印象は得られないだろうと思い、参加することにした。

 

電話が終わった後でふとLINEの友達欄をみると、社長と思わしきアカウントが友達になっていた。俺の電話番号が社長に登録されたことにより、社長のLINEアカウントが自動で俺を友達登録していたのだ。

 

企業訪問当日は時間ギリギリに家を車で出発して有料の駐車場に停めた。しかし、想定していたよりも駐車場から企業までの距離が遠く、時間もギリギリだったのでダッシュをする羽目になった。しかも皮靴なので走りにくい。なんとか全力で走り、企業があるビルにたどり着いたが、どこが企業の部屋なのかがわからない。足音をパンパン鳴らしながら廊下を走る。迷惑極まりない。見つけた時には約束の時間ぴったりだった。

 

汗ダラッダラで部屋に入り、社長が俺を紹介する。しかし、社員たちは俺を一目見ただけで誰も挨拶しない。え…..?誰も喋らずに黙々とパソコンに向かって作業をしている。どうやら俺と同じような無口な奴らが集まっているらしい。汗を拭くために頭をハンカチで擦りまくりながら社内を見学した後は社長と面談した。社長も落ち着いているような印象で、企業全体が静かだった。まあ、活気がなかったとしても、俺も同じような人間だから相性が良いのかもしれない。

 

企業訪問を終えた後は、応募書類を提出してSPI試験を受けた。審査は無事に通って面接をすることになった。面接は社長が自ら面接官となっていて、俺の友人間でのポジションや俺の情報技術のレベル、挫折の経験などを聞かれた。特に失敗したと思うところはなかったが、成功したと思うところもなかった。でも最後の最後に俺はやらかしてしまった。おなじみの「企業に質問はありますか?」と聞かれて俺は「俺の面接で良くないと思ったところはありませんでしたか?」と質問してしまった。社長は「こんな質問が来るとは思わなかった」と言いながらも、「特に悪いところは無かった。企業によって違うが私たちは意欲を重視している」と答えてくれた。場合によってはこれは変人だと思われてしまったかもしれない。まあ、結果を待つのみだ。

 

この面接が落ちていたらもう応募できる企業がないので、諦めるしかない。

 

受かるために合格祈願をしておこうかな。

 

はあぁあよっさい!はああぁあよっさい!はぁああぁあぁああぁあぁあぁあぁあよっさい!

俺は酒を頭からかぶり、紙に酒を吹き付けた。紙に文字が浮かび上がってくる。

「タージマハル」