安田の長文ツイート

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ヴィクトール・エミール・フランクル「虚無感について」

ヴィクトール・エミール・フランクル「虚無感について」
3ヶ月くらいかけて読んだので、最初らへんのところはよく覚えてません。現代社会の神経症を治すための処方箋と帯に書いてありましたが、ほとんどその処方箋を実践するための「ロゴセラピー」について書かれているだけで、この本の全体が直接的な処方箋になるわけではありませんでした。処方箋が欲しい方は、本の最後にある先生の講義を読むと目的が得られると思います。印象的だったのは、過去は誰にも変えることができないから永遠に保存ができるということです。今は幸せではなくても、幸せだった過去は永久に保存されている。
そして人生が我々に常に課題を突きつけていて、自分でその問いに答えを出すことが大事だということです。その決断によって意味と結果が生じて過去となり、永遠に保存される。俺の理解力で総括すると、ロゴセラピーは理論的に考えて悩みを正当化して解決するといった印象を受けました。ロゴセラピー実践編を別の本で読みたい。
他に印象的だったのは、幸せを直接的な目的にすると幸せを得ることができない。ということです。幸せとは自分の選択の結果に副次的についてくるものである。俺も生活の行動量を増やすことで人生に答えを出し、意味や幸せを増やしていきたい。